種山
2009年6月12日
10年以上前に種山(物見山)に行った時は濃い霧でした、今回は天気がいいので展望が良かった。
レンゲツツジは盛りが過ぎていましたがなかなかでした。
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盛岡市の都南大橋から岩手山です。
空気が澄んでいるのでくっきり見えます。
遠野へ向かう国道396号を南下、途中県道161号を通ってめがね橋に向かいます。
近くには道の駅「みやもり」があります。
田瀬湖の南側にあやめ苑があるはず、行ってみたら
閉苑していました。ありゃりゃ。
下の写真は3年前の写真です。


ネットで調べたら去年閉苑したようです。
理由は
3週間程度のまつりに維持管理が3〜11月までしなければならない。担うのは地元の少数の高齢者。水利や保水条件が悪く、アヤメ栽培に不向き。
ネズミなどの食害も花株の目減り。
ということです。続けることは大変なんですね。

五輪峠へ行く道があったのですが
峠のところでゲートが閉まっていました。仕方なく
戻りました。
田瀬湖から種山に向かいます。
途中、伊藤家住宅という看板があったので
わき道に入ってみました。
ちょうど住民の方が草取り作業をやっていたので
遠めから撮影。


国指定重要有形文化財だそうだ。

18世紀前半(1701年〜1750年)の建築
直屋(すごや) で一般的な長方形の住宅、馬屋などが別棟で付属している。


これに対して
曲り屋(まがりや)とは母屋(おもや)と、馬屋(厩)がL字型に結合して作られている。

江刺の米里の人首(ひとかべ)集落を過ぎて種山へ向かうが途中、水車、延命水とかの看板があったので
またまたわき道に入ってみました。

トコトン水車といわれるものです。
平成16年に復元されたものです。
さらに黄金延命水という看板にたどって進むとありました。

普通の民家ですね。入っていいのかなと迷っていると
家のご主人が「気にせず入ってこい」
といわれたのでお邪魔しました。

ご主人に種山への道を教えていただきました。

種山への道は大森山林道です。
種山に近づいてくると展望が良くなります。
うっすらと岩手山や秋田駒が見えました。
岩手山の部分の拡大
宮沢賢治詩碑があるらしく、バイクのエンジンをかけたまま
歩いていきました。
(すぐ近くだと思った)
ぜんぜん、近くではありませんでした。この道を延々と歩きます。
途中、断念して戻りました。
戻る途中で見えた物見山870.6m

種山はいろいろ呼び方があるようで
自分なりに解釈すると
種山ヶ原:物見山周辺の緩斜面一帯
種山高原:種山ヶ原と同じことか?
種山牧場:種山ヶ原の牧場部分?
物見山:種山ヶ原の最高点
どうなんでしょうか?
星座の森、コテージや薬草風呂、レストランがあります。
星座の森を過ぎさらに進むと広い駐車場があります。
ここに駐車して、物見山を目指します。
物見山までは急坂はなく、30分くらいで頂上に着きます。
レンゲツツジの花は前日の雨で落ちていましたが結構咲いていました。

これは途中あった東屋。

山頂手前には残丘(岩です)があります。
右側の建物は物見山レーダ雨雪量観測所で
物見山頂は左側です。
物見山頂から早池峰。

うっすらと岩手山、秋田駒ヶ岳、和賀山塊が見え
東側には焼石岳や栗駒山が見える。

太平洋側には室根山、氷上山、五葉山が見えるはずですが、どれがどの山だかわからない。
これは物見山から南側を望む。
気持ち良さそうな牧場が見える。

行ってみようとしたが家畜伝染病予防のため関係者以外は立入禁止でした。
国道397号、姥石峠にある道の駅種山ヶ原「ぽらん」


ぽらんとは、宮沢賢治の童話の作品(ポラーノの広場)に出てくる広場の名前です。

いつもながらのソフトクリームを食べました。
国道397号を江刺方面へ行き、県道10号に入ります。
「義民清三郎生誕の地」というのがありました。
顕彰碑には

寛政九年(1797)
天明の大飢饉が続いた上、藩の圧政のために住民の苦しみは想像を絶した。
一揆の首謀者が死刑になるのを覚悟で仙台表に強訴の行動を起こした。
これが発端となり、仙北十郡大百姓一揆になる。

仙台の北の十郡というと江刺郡、胆沢郡、磐井郡、気仙郡、登米郡、栗原郡、遠田郡、玉造郡、志田郡
ですね。

これにより藩政はかなり改められたけど、首謀者の清三郎は処刑されました。

生誕の地は伊手川のほぼ源流ちかく、山奥です。
次の目標は阿原牧場です。
地図上では県道10号の越路峠から林道を通っていけるはず。しかし間違って天狗岩牧場に行ってしまいました。
そこから県道262号(沖田田原線)に下り田原峠へ出て阿原牧場に行きました。
東屋や宮沢賢治の歌碑があります。

早池峰や種山、焼石岳などが見えます。
宮沢賢治の歌碑です。
歌碑のあるところから南方の展望。
山は室根山(895m)のようです。
県道262号(沖田田原線)の大東町側にあった
蓬莱山という看板が気になり、行ってみました。
道のどん詰まりには神社みたいなものがありました。

展望を期待したんですがありません。
細い道があったので歩いてみました。
暗い林の中の細い道です。
裸岩があったので登ってみました。
(もしかして大岩?)

展望はまずまずです。
さっき通ってきた天狗岩山や種山、早池峰が見えます。

地図を見ると蓬莱山の山頂にはこの反対側からアクセスすると容易に行けそうです。
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