岩手山(2038.2m)
戻る


ふるさとの山向ひて 言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな


この山の東側に育った、石川啄木の歌である。
宮澤賢治は30回くらい山頂に立っているといいます。

山名は諸説あるが春に現れる鷲の雪形より巌鷲山(がんじゅさん)
より、岩鷲山、岩手山(がんじゅさん)、岩手山(いわてさん)に転訛したと考えられる。

まず、西岩手山が出来、そのカルデラの東側に東岩手山が出来た。

よって見る方向によって違った山容を見ることが出来る。
こちらを参照してください。(岩手山を四方八方から見る


登山口としては
柳沢口(馬返しとも言う)
焼走口(やけばしりぐち)
御神坂口(おみさかぐち)
上坊口(うわぼうぐち)
七滝口
松川温泉口
網張温泉口
がある。

柳沢口(馬返し)
最も一般的な登山口、
登り4:30
下り3:30

自家用車で来た場合は往復する。
JRを利用した場合は盛岡駅、もしくは滝沢駅からタクシーを使って登山口の馬返しまで行く。
朝、早立ちすれば日帰り可能。
登山開始時刻が遅い場合は、八合目避難小屋(有料)、または不動平避難小屋に宿泊する。
焼走口
登り4:30
下り4:00

登山口には岩手山焼走り国際交流村がある。
キャンプ場やキャビン村、日帰り温泉(焼走りの湯)がある。
天然記念物の焼走り溶岩流の脇を登っていく。この溶岩流は1732年の噴火で出来た。
中間地点はザグザグの砂礫地帯で一帯はコマクサの大群落地になっている。これは一見の価値あり。
7月中旬〜下旬が最盛期である。

自家用車で来た場合は往復する。
JRを利用した場合は大更駅(八幡平市)からタクシーを使って登山口の岩手山焼走り国際交流村まで行く。(約15分)
ただし、JR花輪線は本数が少ないので注意。

朝、早立ちすれば日帰り可能。
登山開始時刻が遅い場合は、平笠不動避難小屋に宿泊する。
下山後は焼走りの湯で汗を洗い流せる。
御神坂口
登り4:10
下り3:30

2008年8月18日に大雨による土砂崩れがあり登山口の駐車場が埋まりました。
その後、駐車場は復旧、トイレも新築になりました。
岩手山の登山コースで一番登りがきついが時間的には短い。
盛岡からのバスが通っているのでJR、バスを使ってのアクセスが可能。
網張温泉口
登り5:00(リフト40分)
下り4:30

網張温泉スキー場のリフトを使用可能(運行日をチェック要)、ただしリフトを使ったらから時間短縮出来るというわけではなく
山頂までの距離は以外に長い。
鬼ヶ城コースとお花畑コースを選択できる。
盛岡からのバスが通っているのでJR、バスを使ってのアクセスが可能。
登山口に温泉と宿泊施設(休暇村岩手網張温泉)があり、登山前、または登山後に利用するのもいいだろう。



東京を起点としての登山パターンを考えてみました。(参考です)

自家用車を使った場合(1泊2日、または2泊3日)

柳沢口、焼走り口、御神坂口、網張温泉口

1日目 移動  周辺宿泊施設に泊まる。
2日目 早朝、出発で登山口に向かう。  
  往復(ピストン)登山 周辺宿泊施設に泊まる。
3日目 移動(余裕があれば観光)  帰着

※2日目の下山後、移動、帰宅する方法があるが深夜帰宅になる。

 自家用車の場合は新幹線、JR、バス、タクシー等の乗り継ぎがないのと、下山時刻が多少遅れても気にならない点が利点である。
 登山後の観光地への立ち寄りも可能。
 ただし、登山だけではなく車の運転による疲労も加わる。

JR+バスorタクシーを使った場合

柳沢(馬返し)口から登山し、往復する。

1日目 東北新幹線 (東京駅−盛岡駅)
いわて銀河鉄道(盛岡駅−滝沢駅)
タクシー(滝沢駅−馬返し)
馬返し−八合目避難小屋
八合目避難小屋または不動平避難小屋泊まり
2日目 避難小屋−山頂−馬返し
タクシー(馬返し−滝沢駅)
いわて銀河鉄道(滝沢駅−盛岡駅)
東北新幹線 (盛岡駅−東京駅)
帰着


柳沢(馬返し)口から登山し、網張温泉へ下山する。

1日目 東北新幹線 (東京駅−盛岡駅)
いわて銀河鉄道(盛岡駅−滝沢駅)
タクシー(滝沢駅−馬返し)
馬返し−八合目避難小屋
八合目避難小屋または不動平避難小屋泊まり
2日目 避難小屋−山頂−網張温泉
バス(網張温泉−盛岡駅)
東北新幹線 (盛岡駅−東京駅)
帰着


網張温泉口から登山し、御神坂口へ下山する。

1日目 東北新幹線 (東京駅−盛岡駅)
バス(盛岡駅−網張温泉)
網張温泉泊まり
2日目 網張温泉−山頂−御神坂口
バス(御神坂−盛岡駅)
東北新幹線 (盛岡駅−東京駅)
帰着


inserted by FC2 system